企業経営理論 平成27年度 第2問 ドメイン


平成27年度 第2問 ドメイン

複数事業を営む企業の企業ドメインおよび事業ドメインの決定に関する記述とし
て、最も不適切なものはどれか。

ア 企業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品・事業分野との関連性ととも
に、将来の企業のあるべき姿を包含して経営理念を反映している。

イ 企業ドメインの決定は、全社戦略策定の第一歩として自社の存続のために外部
の多様な利害関係者との間の様々な相互作用の範囲を反映している。

ウ 企業ドメインの決定は、多角化した企業において個々の事業の定義を足し合わ
せることではなく、企業ドメインに合わせて事業の定義を見直すことが重要であ
る。

エ 事業ドメインの決定は、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企
業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定であり、特
定の市場での競争戦略に影響を受ける。

オ 事業ドメインの決定は、日常的なオペレーションがルーティン化していたとし
ても、競争優位を持続するためには必要である。





解答解説

不適切なものは エ

ア 企業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品・事業分野との関連性ととも
に、将来の企業のあるべき姿を包含して経営理念を反映している。
○:適切である

イ 企業ドメインの決定は、全社戦略策定の第一歩として自社の存続のために外部
の多様な利害関係者との間の様々な相互作用の範囲を反映している。
○:適切である

ウ 企業ドメインの決定は、多角化した企業において個々の事業の定義を足し合わ
せることではなく、企業ドメインに合わせて事業の定義を見直すことが重要であ
る。
○:適切である

エ 事業ドメインの決定は、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企
業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定であり、特
定の市場での競争戦略に影響を受ける。
×:適切でない
事業ポートフォリオの決定に影響を与えるのは、企業ドメインである。

オ 事業ドメインの決定は、日常的なオペレーションがルーティン化していたとし
ても、競争優位を持続するためには必要である。
○:適切である

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