企業経営理論 平成27年度 第30問 消費者心理


平成27年度 第30問 消費者心理

消費者心理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 近年、ブランド関連商品をおまけに付けた雑誌が売上を伸ばしているが、その
要因は「道具的条件づけ」で説明することができる。

イ 消費者の知覚リスクは、商品知識が乏しい場合や複雑な商品の場合に高まる
が、商品に対する関与が高い場合や多くの選択肢から選べる場合には低下する。

ウ 消費者の認知や好意的評価を得ていない新しい商品やサービスの場合には、一
般的に、自社ブランドの強みとなる一点を集中的に訴求することが有効である。

エ プロモーション活動において、たとえば紫外線が肌にもたらす悪影響を示すメ
ッセージが化粧品に用いられることがある。通常、恐怖喚起が強ければ強いほど
商品効能に対する説得効果は高まる。





解答解説

適切なものは ア

ア 近年、ブランド関連商品をおまけに付けた雑誌が売上を伸ばしているが、その
要因は「道具的条件づけ」で説明することができる。
○:適切である

イ 消費者の知覚リスクは、商品知識が乏しい場合や複雑な商品の場合に高まる
が、商品に対する関与が高い場合や多くの選択肢から選べる場合には低下する
×:適切でない
知覚リスクとは、消費者が感じる不安のこと。
多くの選択肢から消費者を選ぶ場合は高まる。

ウ 消費者の認知や好意的評価を得ていない新しい商品やサービスの場合には、一
般的に、自社ブランドの強みとなる一点を集中的に訴求することが有効である
×:適切でない
新商品やサービスが認知されていない場合、まだ反応もわからないため、
多面的に網羅できる訴求をすべきである。

エ プロモーション活動において、たとえば紫外線が肌にもたらす悪影響を示すメ
ッセージが化粧品に用いられることがある。通常、恐怖喚起が強ければ強いほど
商品効能に対する説得効果は高まる
×:適切でない
恐怖喚起が強すぎると、消費者に悪影響を及ぼすこともある。

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