企業経営理論 平成30年度 第37問 ブランドマネジメント



平成30年度 第37問 ブランドマネジメント

ブランドマネジメントに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア これまでに製品を投入したことのないカテゴリーにおいて、すでに他のカテゴ
リーで実績のあるブランド名を用いて新製品を投入することを「ブランド・リポ
ジショニング戦略」と呼ぶ。

イ ターゲットとする性別・年代、価格帯やイメージが異なる複数の製品ラインを
展開する場合、メーカー名などを冠した統一的なブランドと個々のブランドを組
み合わせた「ダブルチョップ戦略」が適切である。

ウ ブランド間の知覚差異は大きいが製品自体やその購買への関与度は低い、とい
う状況でのブランド展開においては、「マルチ・ブランド戦略」が採用されやす
い。

エ ブランドには、メーカー名がつけられる場合や独自の商品名がつけられる場合
がある。前者をプライベート・ブランドと呼ぶ。




解答解説

ア これまでに製品を投入したことのない/カテゴリーにおいて/、すでに
他のカテゴリーで/実績のある/ブランド名を用いて/新製品を/投入すること
を/「ブランド・リポジショニング戦略」/と呼ぶ/。
☓:適切でない
ブランド・リポジショニングとは、ターゲットを見直し、再活性化を図る
ことである。

イ ターゲットとする性別・年代、価格帯やイメージが異なる複数の製品ラインを
展開する場合、メーカー名などを冠した統一的なブランドと個々のブランドを組
み合わせた「ダブルチョップ戦略」が適切である。
☓:適切でない
選択肢の内容は、ダブルブランドの説明である。
ダブルチョップ戦略とは、流通業者が共同で1つの商品に2つのブランドを併記
するものである。

ウ ブランド間の知覚差異は大きいが製品自体やその購買への関与度は低い、とい
う状況でのブランド展開においては、「マルチ・ブランド戦略」が採用されやす
い。
○:適切である
ブランド間の知覚差異が大きく、関与が低いということは、バラエティシーキン
グ型の購買が予想される。(つまり、様々な商品をお試しで購買されやすいとい
うこと)マルチブランドとは、既存のカテゴリーに新商品を、新しいブランドで
供給する戦略なので、採用されやすいといえる。

エ ブランドには、メーカー名がつけられる場合や独自の商品名がつけられる場
合がある。前者をプライベート・ブランドと呼ぶ。
☓:適切でない
メーカー名が付けられるブランドはナショナルブランド。
プライベートブランドとは販売する小売業者が企画する、ブランドである。

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