企業経営理論 令和元年度 第28問 製品ライフサイクル


企業経営理論 令和元年度 第28問 製品ライフサイクル

製品ライフサイクルの各段階に対応したマーケティングに関する記述として、最
も適切なものはどれか。

ア 成熟期に入ると市場はより多くの消費者に支えられるようになるため、技術的
に、より複雑で高度な製品の人気が高まる。

イ 導入期に他社に先駆けていち早く市場の主導権をとることが重要なので、投資
を抑えつつ競合他社から明確に差別化された製品やサービスを導入期に投入する
ことが望ましい。

ウ 導入期の主要顧客は市場動向や他者の行動を見ながら製品・サービスの購入を
決める追随型採用者なので、このような消費者が抱える問題を解決できる製品・
サービスを投入することが望ましい。

エ 導入期や成長期において市場の業界標準が成立する場合、これに準拠する、ま
たは対抗するなど、成立した業界標準に対応したマーケティングを実行すること
が望ましい。




解答解説

適切なものは エ

ア 成熟期に入ると市場はより多くの消費者に支えられるようになるため、技術的
に、より複雑で高度な製品の人気が高まる
☓:適切でない
成熟期に入ると、市場規模が最大化し、市場の同質化が進む。
複雑で高度な製品の人気が高まるとはいえない。

イ 導入期に他社に先駆けていち早く市場の主導権をとることが重要なので、投資
を抑えつつ競合他社から明確に差別化された製品やサービスを導入期に投入する
ことが望ましい
☓:適切でない
導入期には投資が必要である。
また、いち早く主導権を取った場合には、他社商品がない為、差別化が必要とは
いえない。

ウ 導入期の主要顧客は市場動向や他者の行動を見ながら製品・サービスの購入を
決める追随型採用者なので、このような消費者が抱える問題を解決できる製品・
サービスを投入することが望ましい。
☓:適切でない
導入期の顧客は新しいもの好きのイノベーターである。追随型ではない。

エ 導入期や成長期において市場の業界標準が成立する場合、これに準拠する、ま
たは対抗するなど、成立した業界標準に対応したマーケティングを実行すること
が望ましい。
◯:適切である








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